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《ネタバレ》 極寒のアラスカかどこかの労働現場から、労働者を乗せた飛行機が一面雪に覆われた原野に墜落。
人跡未踏のような原野、しかもそこは凶暴なオオカミの巣窟のような場所。 墜落を生き延びた7人が寒さとオオカミの群れと闘うサバイバルアクション。 町にたどり着くなど絶望的な状況で何のあてもなくオオカミに付け狙われながら原野を行く設定にあまりにも無理がある、 風雪を避けて墜落した飛行機にとどまって狼が入ってくれないよう残骸でバリケードでも作り助けを待つ方が生存確率が高いのでは? と思ってしまうものの、それでは映画にならないから仕方がないんですけどね。 オオカミとの闘いがメインとなりすぎて、厳冬の自然の過酷さの描写はあるものの対オオカミ以外の部分が今ひとつ。 オオカミの群れが相手では、いつものニーソンの映画のように敵をボコボコにするようなシーンはありませんが、 墜落を生き延びた仲間の先頭に立ち、生への道を行く男の人間的強さが光る、といった作品かと思ったのですが・・・。 最後はこんなことになってしまうとは思わなかった。 ニーソン演じる男は妻に先立たれ、妻との日々が頻繁にフラッシュバックされるあたりには、 まだ妻の死から立ち直れていない、いや、冒頭を思い出すと妻の元に行く願望があるようにすら思える。 そして「最強の敵を倒せたら、その日に死んでも悔いはない。」という台詞。最後は本望だったのだろうか・・・? しかし最後の闘いが中途半端で終わってしまい、鑑賞後はモヤモヤしたものが残ってしまう作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-12-18 17:53:08)★《新規》★
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