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ヘミングウェイの小説も、それを基に製作された同タイトルの映画も、無関係の作品です。
本作の”キリマンジャロの雪”とは、作中でも歌われますが、フランスのヒット曲のようです。 共にリストラで解雇されることになる、労働組合の委員長のベテラン社員とまだ若い社員。 主人公は労組の委員長の方。この人が絵に描いたような善人であることは、 冒頭のくじ引きでリストラ要員20名を決めるイベントでよく分かる。 不況、会社の業績不振、リストラ。労働者にとって生き辛い今の世の中。 まさに貧乏クジを引かされたこの2人の男のリストラ後の生き方とは・・・。 以降も、この委員長のいい人ぶりが最後まで続きます。 残された2人の子どもの扱いなんて、さすがにこんな人いるか?という域に入ってくるけど、 こんな時代だからこそ、映画の中でくらいこんな人がいたっていいじゃない。 彼の奥さんも家族や周りにいる人も、み~んないい人ばかり。 本作のキーアイテムであるコミック誌を使ったユーモアのあるラストにもほっとさせられます。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-12-23 11:29:04)
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