エリザベスタウン の はざま職人 さんのクチコミ・感想

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エリザベスタウン の はざま職人 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エリザベスタウン
製作国
上映時間123分
劇場公開日 2005-11-12
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 男目線の映画だと思う。仕事で大きなミスを犯し、その上愛する父を失った青年の痛んだ心を癒してくれるのは完全なる味方としての一人の女性である。彼女は彼を励ます、皮肉も言わない、笑顔が最高に素敵だ、男の妄想の産物としてしか存在し得ないはずの女。女は男に一目惚れをし、男は少しずつ恋に落ちる、この恋愛の構造がまさに男にとって都合が良い。この恋愛は女が男のためにいろいろと尽くす恋愛である。私には女が二人の出会いの場面で男のルックス以外のどこに惹かれたのかかがイマイチわからなかったが、何にせよ、女は男を愛し、絶対的な支持者として見守るのだ。しかし、この女の都合の良さが映画からリアリティを削ぎ、映画をちぐはぐさせてしまう。後半のロードムービー的な部分は男が女の殻(男が生まれ変わったと捉えるならば、第二の子宮といっても良いだろう)に包まれたまま、女の演出によって人生のどん底から這い上がっていく姿が描かれる。これは「優しさ」の物語だ。しかし、この女はあまりに優しすぎるが故に物語の中で浮いた存在となってしまっている。旅で流れる音楽やアメリカの南部の景色は美しいが、そこで描かれる男の葛藤は女の旅へのくど過ぎる演出によって取って付けたようなお粗末な代物にしか映らない。女のくどさが男の再生という一つの主題をぶち壊して映画をただのラブコメ(ラブコメ否定では無い)にしてしまっている。はははん。
はざま職人さん [試写会(字幕)] 6点(2005-11-06 23:28:25)(良:2票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2006-11-24嫌われ松子の一生9レビュー7.01点
2006-10-20グッバイ、レーニン!7レビュー7.35点
2006-08-12幕末太陽傳8レビュー7.70点
2005-11-06ピアニストを撃て8レビュー6.76点
2005-11-06エリザベスタウン6レビュー5.98点
2005-08-28Dear フランキー6レビュー7.27点
2005-03-21ビヨンド the シー/夢見るように歌えば9レビュー6.85点
2005-02-01キャスト・アウェイ8レビュー6.55点
2005-01-12夜霧の恋人たち9レビュー6.21点
2005-01-12家庭9レビュー6.28点
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