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非常にリアルな冒頭の上陸作戦シーン!!ドイツ軍の機銃に倒れていく連合軍兵士!!しかし、その機銃を撃ってくるドイツ兵が影しか映ってないってどういうことよ!?彼らだっていきなり数千人もの連合軍兵が上陸してきて、びびってるはずなのに、まるで感情を持ってないかの様な描かれ方。興行収入を考えると、どうしても敵側の描き方に限界が出てくるもの、これくらいがアメリカ戦争映画の限界なんですかね。ただ、なんとかそうならないようにする為の努力は滲み出ていたので悔やまれるところ。 しかし、一番言いたいのはこんなにリアルさにこだわりながら、なぜ敵兵は相変わらず、間抜け行動とりまくりなのかと…… 表向きは母親の為に、その息子を戦場まで助けに行くというヒューマニズム溢れるものだが、実際には救出に向かう兵士達にも、当然家族はいるわけで、そういう矛盾が面白い。しかも最終的にはライアンは最後まで戦い、祖国へ帰ることを拒んだ…つまり救出へ向かった兵士達はまさしく無駄死にだったというのもやるせない気持ちにさせる。しかし、そもそもストーリー自体が非現実的なのが今一のめり込めない原因になってしまった。
【ういろう】さん [DVD(字幕)] 5点(2004-06-15 16:51:49)
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