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本来なら、主人公家族の感情を表象する花火の瞬きと光の広がりただそれだけでも充分エモーショナルであるし、実際クライマックスにおける開花の煌きや、観衆の見上げる顔を染める赤い照り返し、音響いずれも兄妹の情を伴う光のアクションとして劇場スクリーンに良く映え感動的だ。
にも拘わらず、尚も手垢のついたあれこれの脚色を盛り込んで感傷を煽る浅ましさ。 予定調和が見え見えの、あからさまに敵対的な登場人物。脇役陣のわかりやすすぎる配役と記号的かつ心理的演技の数々。特に衆人環視の中での土下座、泣きの表情のクロースアップと、お涙頂戴の意図が露呈し放題で萎える。 高良健吾、谷村美月、両者の好演が勿体無い。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-11-11 21:25:21)
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