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《ネタバレ》 一部に記号的すぎる仕草もあるにはあるが、よく動く少年達のしなやかで伸びやかな手足の振りがいい。
燈籠の灯りの中、もつれあいながらも少年と少女は手をつないで懸命に駆ける。 冒頭から携帯電話を手放せなかった少年は、手を触れ合うコミュニケーションを知る。 ノスタルジックな山あいの風景以上に、指切りの約束や別れの握手など、映画が強調して演出するのは接触の記憶と絆だ。 「握りかえす 手のぬくもり」「見つめ返す 瞳の中に」 それら作品のモチーフを的確に歌詞に落としてエンディングを彩る松任谷由実のセンスはやはり素晴らしい。 映画のラストを衆人環視のイベントとしたこと、安易なスペクタクルに依ったことが惜しい。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-08-25 23:58:33)
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