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《ネタバレ》 「幸せとは云々」といった如何にも名言、的な人生訓を樹木希林らに語らせるのだが、阿部寛が小説書きという設定はそれらに対する照れ隠しのようにも
見える。幸い彼女の軽妙な芝居のおかげで、嫌味がない。 阿部寛の愛嬌ある表情変化や身振りも達者で、姉弟・母子・元夫婦同士の掛け合いもちょっとした台詞の妙で笑わせる。 台風の夜にしては、音響・視覚共に少し物足りなさを感じるが、これでいいのだろうか。 嵐の静かな高揚感をもう少し感じさせてほしい。 公園のシーンのロングショットでは『台風クラブ』を少し感じさせたが。 遊具の中で、懐中電灯のライトを反射した光を小さく宿す阿部の眼が艶めかしい。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-05-25 23:59:08)
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