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《ネタバレ》 バスやサイドカーなど、ヴィークルの類は3DCG全開。
一方でキャラクターは影を省き、コマ落とし風の処理を施し微妙にギクシャクさせた2Dアニメーション風。 そこに空気感や照明効果のVEを乗せて、独特の手作り感を醸す。 大判のカットを用いて、人物の小ささとロボットの巨大感を一つのショットで提示した個々のレイアウトも見事で、スケールがある。 クライマックスの廃墟の中をヒロインが駆け抜けていく回り込みのショットや、 ラストで縁側に座った3人からカメラが引いて海側へとパンしていくショットなど、結構手の込んだカメラワークと作画の融合が唸らせる。 ワイドレンズを意識した構図、鳥のいる風景、<越境>を演出する瀬戸大橋の用法など、ところどころで「ドリーマー」繋がりの師匠印がちらつく。 通学の坂道から始まり、昇降・落下をモチーフに繰り広げられるアクションも散発気味。 せめてタブレットをめぐる争奪戦や駆け引きをもっと活劇的に見せてほしい。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 5点(2017-03-22 23:04:55)
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