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やり場のない怒りを覚えました。私はこの映画を見て自分自身が未熟なせいか「戦争は悲惨だ」という一言で消化する事は出来ませんでした。反米ではなく反戦を訴えたかった原作者のねらいをテレビタックルなどで見て知ったとき何かさびしいものを感じたのは私だけでしょうか?しかし、ある種自虐的な歴史観を持つ野坂昭如だからこそ戦中の日本を美化していないという点でなおさらリアルなんですよね。軍部が先走った戦中の日本の異常さはわかります。しかし、やはり、この映画を見ると「憎き鬼畜米英」ってどうしても思ってしまう。さすがに今のアメリカ人やイギリス人まで憎いとは思いませんが、B29を展示するのに原爆のことを一切触れていないところをみると「あれっ」て思います・・・特にアメリカ人に見てもらいたい作品!
【スーシホ】さん 9点(2004-06-25 22:59:39)
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