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きっと深作欣二は、権力を持った組織というモノがとにかく大嫌いなんでしょう(『バトル・ロワイアル』公開時のインタビューでも散々、国家とか社会に対する不信感をブチまけていたし)。ヤクザを社会悪として描くだけでなく、それと癒着してよろしくやっている地元警察もまた、もうひとつの社会悪として描いている。そしてそれを打破するためにやって来たはずのお偉いさんもまた、場を荒らすだけ荒らしておいてあのオチ。権力を振りかざしてる奴らなんてどいつもこいつも同じ穴のムジナじゃゴルァ~!!っていう監督の絶叫が聞こえてきそうな映画でした。構成の荒さは否めないものの、なかなか面白い作品だと思います。
【とかげ12号】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-09-15 09:02:21)
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