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《ネタバレ》 最初チャップリンの老け具合が想像以上で誰だか分からなかった。それほどまでに老いた姿と、落ちぶれてしまった元喜劇王というカルベロ=チャップリンだと思わせるような設定と、自己をさらけ出すようなカルベロという人物像。よくここまでできたものだ。自殺未遂をしたテリーを勇気づけるための言葉がとても素敵だった。宇宙と1個の人間を比べるときは大抵人間のちっぽけさを語りがちだが、カルベロの「太陽はただ燃えているだけ。資源の浪費。」という言葉はなんかとても新鮮で気に入ってしまった。最後のアンコールでのサイレント部分があったおかげで、ラストシーンが際立ったと思う。人生の最期に己の最も輝いていた頃の姿を見せ、老いたるは去り逝く・・・という感じがとてもよかった。
【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-08 17:01:41)
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