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私にとってエディット・ピアフの歌は、1,2曲聴くぶんにはとても良いと思うものの続けて聴くとなんかしんどくなってくる。ピアフの不遇な生涯が歌ににじみ出ているせいなのでしょうが、この映画を見るとそのことが再認識されました。そんな不遇な生涯を映画を描いた作品なだけに見てて辛い映画であろうことは予想してましたが、ピアフ自身の問題点もこれだけ描かれていると感情移入もできず、やはりあまり後味はよくないですね。
ピアフを演じたマリオン・コティヤールの演技が素晴らしい(完全にピアフになりきっていて、その前に見た「プロヴァンスの贈りもの」とはまったく別人で全然気づきませんでした。)だけに逆に見ての辛さを強める結果になってます。おまけに時間軸が飛びすぎるので、登場人物の対応を取るのがたいへんなのも余計疲れる原因になってます。ピアフに興味のある人は一度は見て良い映画でしょうが、朝っぱらから見ると一日中暗くなってしまうので、なるべく夕方以降見た方が良いでしょう。 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-11-03 21:45:44)
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