おんなのこきらい の 目隠シスト さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > オ行
 > おんなのこきらい
 > 目隠シストさんのレビュー
おんなのこきらい の 目隠シスト さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 おんなのこきらい
製作国
上映時間80分
劇場公開日 2015-02-14
ジャンルコメディ,青春もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 タイトルは主人公の心情を吐露したもの。彼女の生き方の指針『かわいい至上主義』を認めない周りの女子に対する嫌悪の言葉であります。主人公が『かわいい教』に入信した経緯は不明ですが、ここ数年の内に“何かあった”ことは、専門学校同級生の証言から推測できます。幼少期からの刷り込みでないのなら、人が特殊な価値観に入れ込むのは、心が弱っている時と相場が決まっています。おそらく恋愛系でしくじったのでしょう。あのルックスですから、入信効果は覿面。傷ついた心を癒し、自尊心を満足させられる程度に『かわいい教』は彼女を救ったはずです。しかしながら、彼女の信仰心が絶対的であったかというと、そうではありません。むしろその信仰を一番嫌っていたのは、他ならぬ彼女自身だった気がします。本当に満たされていたら、あんな菓子ばっかりの乱れた食生活を送ったりしないでしょう。タイトルは、自分を偽っている彼女自身へ向けられた言葉でもありました。ですから、失恋と素敵な彼氏候補の登場で、いとも簡単に宗旨替えしたのも頷ける話。セフレを卒業して、新しい彼氏ゲットでハッピー!な結末だったらクソだなと思っていましたが、人生そう都合良くは行かないようで安心(?)しました。『涙の数だけ強くなれるよ』(@岡本真夜)は、あながちキレイゴトでもありません。今回の一件で、彼女が精神的に成長したのは間違いないでしょう。見た目の『かわいさ』は、生き抜く上で立派な武器。長所を手放す必要なんてありません。右手に『外見のかわいさ』を、左手に『内面のかわいさ』を携えて、最強のカワイイ二刀流を目指してみたら如何でしょう。『ももいろクローバーZ』に佐々木彩夏(あーりん)という名の『宮本武蔵』がいますので、どうぞ弟子入りしてみてくださいな。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-06-20 10:58:44)
目隠シスト さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-22黄龍の村7レビュー6.75点
2024-04-16ある閉ざされた雪の山荘で7レビュー5.00点
2024-04-12大河への道8レビュー5.75点
2024-04-07隣人X 疑惑の彼女6レビュー6.00点
2024-03-10アンブレイカブル9レビュー4.56点
2024-02-28マダム・ウェブ6レビュー5.62点
2024-02-24ボーはおそれている5レビュー5.60点
2024-02-1121ジャンプストリート7レビュー6.00点
2024-02-09嘘八百 なにわ夢の陣6レビュー4.50点
2024-01-29スカイハンガー3レビュー3.00点
おんなのこきらいのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS