誰も知らない(2004) の stroheim さんのクチコミ・感想

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誰も知らない(2004) の stroheim さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 誰も知らない(2004)
製作国
上映時間141分
劇場公開日 2004-08-07
ジャンルドラマ,犯罪もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 嘘くせ。何このファンタジー。いや別にいいんで、再現VTR作ってほしいわけやないし、作る気もなかったんやろうし。けどさ、それやったらわざわざ“実際に起こった事件をモチーフにしています”とか言うなや。いや、別にいいんで、実際の事件をモチーフにしながら加工しても。けどさ、それやったらリアルに作ってくれな、本気で考えてくれな。男コロコロ変えて、ポロポロ自宅出産して姿くらます母親があんな優しいわけねぇやん。ほとんど怒りもせんで、子供大好きで、面白くてしかも可愛い理想的な母ちゃんなわけねぇやん。子供にも辛く当たるやろ。子供からも慕われたりせんやろ。子供が従順に家から出ないってのはよっぽど恐かったけんやろ。で、何?小6の長男の力強く優しいリーダーシップのもと4人兄妹健気に母ちゃんを待ちながら苦しいながらも一生懸命生きていました?4人ずっと一緒にいられるように誰にも頼らず頑張りました?頭の中お花畑でいっぱいか。それはそれで都合よかったからに決まっとんやん。特に長男。学校には行かんでいいし、家の中では支配的地位におれるし、料理も作らせればいいし、殴ったりして気持ちよくなれるし、やりたい放題やん。社会的制約もない、常識もない子供がどんなことするかくらい想像できるやろ。いや、たしかに監督はそもそもリアリティなんかどうでもよくてファンタジーが撮りたかったんかもしれん。じゃあ何を考えてほしかったんやろ?“ほんと犯罪者って不可解やな~”“いろんな愛の形があるんやな~”“子供って健気やし、結構しぶといな~”。。。こんなこと考えさせて何になるんやろ。是枝印のリアル会話と、「アントニオ猪木は学校行ってないでしょ~」に1点ずつ。確かに映画監督にはリアリストという選択肢があるが、こうも卑賤に映画に心理を、似非現実をいかにも現実のように提示することには腹が立つ。飽くまで映画は虚構であるのに現実の社会問題によって、つまり外部によって映画を得ようとしたりするからこういった駄作が生まれ、また無視すればいいものを、こうやってあまりにも退屈な社会派風な感想を書くことになってしまい、赤面することになる。
stroheimさん [DVD(邦画)] 2点(2006-04-16 05:30:21)(良:3票)
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投稿日付邦題コメント平均点
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父/パードレ・パドローネ8レビュー6.81点
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