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その日は残業を終えて帰ってきて、妻が見ていたテレビを何気なく見ると丁度「ワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んだ映像」を流しており、「リアルな映画だね」「いや、さっき起こった事なの」、しばらく本当に信じることができず繰り返すニュースを呆然と見てました。 この映画は、当日起こった出来事が、ぐいぐいと緊迫感をもって展開します、とても2時間が早く感じましたし、急展開のラストとその後のテロップ、エンドロール・・・しばらく固まってました。
しかし誤解を恐れずに言うとこの映画で、事件があった事実を除き、監督が伝えたい 映画ならではのメッセージ、感じ入る部分が掴めないのは私だけでしょうか? また機内で起きたことが克明に伝えられていて、これは乗客者から家族への電話等の事実を参考にしているのでしょうけど、本当にすべてを伝えきっているのか・・・というようなこと感じてしまうのは私だけでしょうか?「衝撃の事実であることは間違いない、その事を胸に刻むことは重要なこと。しかし、全員が死亡しかつ飛行機という閉ざされた空間の中で発生した事実を伝えきる事は不可能。御遺族がこの映画をどう感じるだろうか。」などということをどうしても考えてしまう。 ユナイテッド93号のブラックボックスも明らかにされていないわけだし、衝突まである一定の推測に従ってストーリーを進めていくのだけれど、この事件の重さからして、本当に推測でしかもカメラは臨場感ある撮り方をして良いのかなという気がしてなりません。管制官や空軍等のやりとりは非常にリアルでついつい引き込まれましたが・・・ 【たくみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-14 21:18:41)
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