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《ネタバレ》 陳腐な反戦映画ほど嫌いなものはない。安易な比喩ほど観ていて腹立たしいものはない。でも、この映画は「ナウシカ」という絶対性を、ものの見事に描ききった時点で傑作なのである。戦士にして学者、強情にして繊細、大人にして子ども。背反する属性を一人格の中に全て包摂しつつ、それが自家撞着を起こしていない。まさに、アニメだからこそ創造できるキャラクターであろう。
「その者、青き衣をまといて、金色の野に降り立つべし」。何だ、このあほくさいRPG的な言い回しは。でも、本当に青き衣をまとって金色の野に降り立った彼女を観て、僕は、ジャンヌダルクよりも聖女に近いなとか意味不明なことを口走ったのでした。そして、危うく二次元の世界に取り込まれてしまいそうになったのでした。できれば結婚したいが、住む次元が違うから痛恨の-1点。 【枕流】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-06-05 00:46:39)(良:2票)
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