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ケッタイな映画でした。久米明ではないが日本語のナレーションで始まって身構えてしまうと、コマ落としの喜劇になったりし、また主人公の顔が昔っぽくてノスタルジーさせたりして、変なの。意識した前衛手法じゃなくて、スタイルに対する無関心なんだろう。話の枠組みは無邪気な差別が感じられるひどいもんだけど、カイの表情がいいんだ。なにかドタバタやってて次にじっと歩いていくカイに変わるところは実におかしい(と感じるのもちょっと差別あるのかな)。自意識に汚されてない表情。それとアフリカの独特の樹木や、キリンの首が並んでいる場面などはかなり壮観。女教師を迎えるアフリカ教会音楽風の歌もいい。劇映画として観なければ、まずまず楽しめる。
【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-11-09 12:00:10)
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