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ほとんどが人物のシーンで押していく。数カット夜の街があったぐらいか。顔の力。アップの迫力。イタリア系ということでどこか神を引きずっている。ジェームズ・ルッソもマドンナも悪くない。ハーヴェイ・カイテルはクサいんだけど、監督というものをそうやって茶化してる感じもあって、微妙なところ。現実と映画とが交錯していくってのにあまり新鮮味が感じられず、というか現実のほうの監督夫婦の話がつまんない。テレビのCMスターと悪態をついて演技のテンションを高めていくとこ、あるいは何度も撮り直すシーンあたりが、まあ面白い。映画人てのは、映画よりも映画の現場のほうが好きなんじゃないか。こういう映画撮影ものの作品で製作中の映画って、いつもとても面白くなさそう。面白かったら、そっちを映画化してるわけだけど。
【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-10-08 10:20:37)
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