湖のほとりで の なんのかんの さんのクチコミ・感想

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湖のほとりで の なんのかんの さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 湖のほとりで
製作国
上映時間95分
ジャンルドラマ,ミステリー,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ゆっくりとズームしていくカメラ、たとえば女の子を乗せた車とか、湖畔の刑事たちの捜査風景とか、ドキドキさせる。これぞ推理ドラマのノリ。またイタリアっていうと、青い地中海や麦畑を縫っていくポー川など、明るい世界が多かったが、ここはアルプスの近くなのか、道路の果てにはいつも衝立のように岩の塊の山がそびえていて暗い。ますます推理ドラマの背景としてピタリ。そこで繰り広げられる人間ドラマ、これで話がよく分かると文句ないんだけど、すんません、話のツボが分かりませんでした。私が理解できた範囲でまとめると(以下本当にネタバレよ)、どうも「回復しない病」ってなモチーフの周りを巡ってるようなんだ。発達障害(?)の幼児がいて、好転しそうもなくて、親が放置による死に至らしめる、それを窓から目撃したアンナが電話などで親を追いつめる、しかし彼女も診断の結果回復しない病で、半分自殺のように甘んじて殺される、刑事の妻も回復しない病、湖畔に暮らす偏屈ものオメロ・アントヌッティ(久しぶりに会えて嬉しかった)の知恵遅れのせがれも、回復しない病に入れていいかも知れない。そんな構造の話と理解したんだけど、どうも自信が持てない。アンナの行動、幼児に殉じたいってだけでは説得力に乏しく、なんか読み損なったとこがある気がする(違ってたらどなたか正解を記してね)。犯人がバッグをボーイフレンドの庭に埋めるってのも無理がないか。「推理ものは、けっきょく言葉による説明になっちゃうから映画としては弱い」とつねづね思ってたもので、文句を付けづらいんだけど、すんません、もうちょっこし説明してくれると嬉しいなあ。刑事さんが断崖の端に犯人を追いつめて、お前だ、って指さしたり、じっくり解説の長ゼリフをしゃべったりするのを、もう馬鹿にはしません。ヴァレリア・ゴリノはまだ幼児の母親役やってんのか、いくつになったんだ?
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-04 12:15:06)
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投稿日付邦題コメント平均点
2014-03-15エデンの東(1955)8レビュー7.25点
2014-03-14アゲイン/明日への誓い6レビュー5.22点
2014-03-13オリバー!7レビュー6.08点
2014-03-12世界の中心で、愛をさけぶ6レビュー5.27点
2014-03-11真珠の耳飾りの少女6レビュー6.33点
2014-03-10ゴースト/ニューヨークの幻7レビュー7.02点
2014-03-09EMMA/エマ(1988)6レビュー6.00点
2014-03-08稲村ジェーン4レビュー2.41点
2014-03-07つぐみ5レビュー4.96点
2014-03-06ボイス・オブ・ムーン6レビュー5.25点
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