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《ネタバレ》 これはなかなか見応えのある作品であった。といっても点数はとても悪いんですね。
数あるスティーブン・キングの映画のひとつです。 これはなんたっていかにもスティーブン・キング映画らしいところがとてもいい。 はたしてスティーブン・キングの魔力というものがあるのでしょうか。それは多くのスティーブン・キングの映画に一貫したものに思えます。 それはとても不思議で根強く残るものです。 スティーブン・キングの映画を見た場合、色濃く記憶に残る場面はあると思いますが、 とくにそれは子供の頃に見た場合に強く残る気がします。 僕も子供の頃に見たスティーブン・キングの映画の不思議な場面は今でも記憶に強く残っていて、それが今になってよりスティーブンキングの映画に魅了されるキッカケかもしれません。 残念ながらこの作品は子供の頃に出会えなかったので、そういった根強い感覚を味わうことが出来ませんでしたが(不思議なものを発見する感覚は鈍くなった)、 この作品も不思議さは館から感じます。 この映画はシャイニングっぽさが館にすごくあっていいです。 神秘的な雰囲気も感じられます。 そしてホラー、とくにキングのホラーの世界観はファンタジーなのだと思いました。 スピリチュアルなまでにファンタジーです。 オバケなどは怖さよりも幻想性を重視しているところが良いです。 また音楽がキングの神秘的な雰囲気に誘います。 自分は館ホラーのファンですが、 この映画の館は自己増殖し、もはやダンジョン化しているところがいいですね。 徐々にカオス化して行き、過去の住人、人間関係、様々な能力、コンプレックス、夢、館の憎悪、が入り乱れてカオスです。凄いんです。 腕のなえた少女は不気味ですが存在感が素敵です。 ミニチュアの家の不思議さはスティーブン・キングの映画ならではの感じでした。 この館に宿る魔力は非常にシャイニングに近いと思います。 しかしこの館に入る前がまた面白いです。仲間集めみたいになってますが、能力者の出会いが面白いです。 とくにマザコンの男が面白いですね。映画の始まりと終わりでまったくキャラが変わってるので。実際にある館がモデルになっているんですよね? 話は超長いんですが、日本語吹き替えで見たらダレませんでした。個人的には良いとは思いますが、点数が物語ってますね。 でも僕は驚異の7点つけちゃいます。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-02-28 23:37:57)
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