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《ネタバレ》 銀行での横領事件ものと知って興味深く鑑賞した。
よく地元の銀行でも年に2,3回このようなことがあるからだ。 たいがい、転勤した後にばれるが・・ いつも思うことなんだが、ばれる前に補填するということは額にもよるだろうが難しいんだろうな。 しかし、ブスで独身の女だったらこういうこともあるかもしれないが、宮沢りえくらいの女性で 立派なだんなさんがいる場合にこうなるのかなと疑問に思う。 最初の女学校の募金のシーンが動機の伏線といいたいのだろうが、どうも弱い。 あの若い男に惚れたからなのか?弱い人(苦学生)に金を与えたかったからなのか?じぶんも豪遊したかったのか? 監督はこの主人公を最後に少しだけ美化させようとしているようにみえた。 でもその監督の思惑こそタイトルのような紙の月みたいになって失敗している。 結局、いつもありがちな、そこらへんの地方銀行でよくある遊興費ほしさの類のとるに足らない事件なんだ。 しかし、銀行での宮沢や小林の緊迫したシーンなど、ハラハラドキドキさせられる場面があって面白かったです。 最後に、小林聡美の存在感がすごかった。彼女が宮沢を見つめているシーンの時、観ている自分が横領した犯人のようになり ドキッとしたものでした。悪いことはできないものですね。 【キャメル】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2015-08-21 12:01:43)
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