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アキ・カウリスマキ作品を観るのは、『10ミニッツ・オールダー』『過去のない男』『マッチ工場の少女』に次いで四作品目。
それらの作品と比較すると、「まあまあ」かなってところ。 カウリスマキ作品常連の、主人公を演じた女優、“カティ・オウティネン”の笑顔が見れたのも、なんか貴重なモノを見れた気がして有り難味があった。 何しろ、他の作品では笑顔がほとんど見れなかったので・・・ 前半、正直、眠気に襲われた。 何度も巻き戻した。 後半は意外にも好転。 楽しめた。 アキ・カウリスマキ。 嫌いな監督ではないが、かといって他人に推奨できる監督って感じでもない。 とにかく地味~な作品が多いからだ。 だけど、どの作品にも“温か味”が感じられる。 だから見終わった後、悪い感じが残らない。 これは映画において結構、大事だと思う要素だ。 いくら楽しい映画でも、見終えた後に後味の悪さが残ったら、よろしくない。 そういう意味では、いい映画を創る監督さんだと思う。 アキ・カウリスマキ。 言ってみれば、“佳作”創りの名人と言えるのかもしれない。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-31 00:04:18)
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