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レビュー情報
《ネタバレ》 映画として普通によくできている映画。電車男を励ます人物は「引きこもり」「三人組」「失恋者」「倦怠期夫婦」に整理されている。
これらの人物は微妙に不幸を引きずりつつ、それぞれが電車男を応援する。そして、応援しているうちに、電車男の生き様から自分が逆に励まされるという仕組み。実は、観客も、この4つの応援集団のどれかに自分の身をおき、電車男を間接的に励ますことになってしまっているがゆえに、いつの間にか自分も電車男から励まされている、という仕掛けになっている映画。 ネットチャットの面白み、主人公の行動の動機の説明など、押さえるべきところはしっかり押さえていて、良質の娯楽作品として仕上がっている。 その割にこの作品の評判がいまいちなのは、テレビドラマのコメディを見て、それを期待して裏切られたと感じる観客層が圧倒的に多いため。 ここのレビューでも、テレビから入った人は評価が低い傾向にある。もったいない話だ。 【ひであき】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-12-15 16:07:44)(良:2票)
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