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増村作品に独特の、感情移入をさせるいとまを与えない、登場人物のいきなりハイテンション。歌舞伎というには生々しいが、ドラマというには濃ゆすぎる。あまりのコテコテさに「松竹新喜劇かよ!」というレベルだ。音楽は後半辺りは特にクサすぎて「昔の邦画」感がたっぷり。
梶芽衣子は常に目を見開きすぎてコワイし、「さぁ死のう、やれ死のう、すぐ死のう」という迫力いっぱい。まったく泣けない、気の毒さのかけらもない、曾根崎心中だ。 しかし、これが増村節だ。生が充ち満ち過ぎて、死も突き抜ける女たち。この芸風が好き。 【せい】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-06-26 00:15:14)
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