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《ネタバレ》 ホアキン・フェニックスのパフォーマンスはキャリアベストと言っていい。一人の男から滲み出る悲哀と孤独、自殺願望とそれに拮抗する女性への慈しみ。傷だらけで中年のたるみが出て決してカッコイイと言えないが、その反面、哀しみを全て背負ったようで、元軍人の威圧感のある体。体全体で主人公を演じきっている。バイオレンスシーンは、予想に反してしつこくは描かれていない。印象的なサウンドと、湖のシーンに代表される美しい画づくりが心地よくもせつない。ラスト、救出した少女の言葉から見せる主人公の表情は、苦しくも救いのあるものだと信じたい。
【カワウソの聞耳】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-01-13 21:41:12)(良:1票)
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