桜田門外ノ変 の 亜酒藍 さんのクチコミ・感想

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桜田門外ノ変 の 亜酒藍 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 桜田門外ノ変
製作国
上映時間137分
劇場公開日 2010-10-16
ジャンルドラマ,時代劇,犯罪もの,歴史もの,小説の映画化,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 ロケ地の1つである常陸大宮市で青春の6年間を過ごした小生にとって、袋田の「四度の瀧」は本当に久しぶりで、懐かしかったです。
▼脚本の拙さからか、襲撃後の話が冗長で、館内では2ヶ所から鼾が聞こえていました。
▼本編では井伊大老は専横独断の大老に描かれていたのは水戸藩士からの視点であったからと思います。彦根城近くの井伊が15年間を過ごした「埋木舎」を訪れ、茶室やその他、清貧な佇まいをみて、本当に誠実で、一生懸命な人であったのだなと感じたことを思い出しました。それにしても、襲撃場面の凄まじさはかなり衝撃的でした。井伊側では「柄袋を掛けていたので刀を抜けなかった」と伝えられていたことも再現されていました。しかし、その彦根藩士も生き残ったもの全てが「藩主を守れなかった」と咎められ、全員切腹させられた、との話には唖然としました。一方、水戸浪士の自決方法もほぼ形式にのっとっており、納得しました。鳥取藩剣法指南役との決闘は、それまでのダラダラした雰囲気を打ち破った引き締まったエピソードでした。昭和維新を目指した人達も、結局のところ見放されて逝った映画や物語に触れるにつけ、その熱情が現在の日本に必要なのは理解できますが、前後に「現在」を入れるのはいかにも・・・であり、白けました。
▼俳優さんについて。柄本明:志村けんの「ばか殿」で、馬面芸者をおちゃらけて演じている人と同一人とは思えないほどの演技派で驚きました。本田博太郎:TV時代劇では、ドロドロした悪役が板についた人なのに、男気に溢れた素晴らしい演技でした。「いの」役の中村ゆり:やや斜に構えた色気は、本物の芸者?と思わせるような色気でした。北大路欣也:台詞もはっきりしており、さすがベテラン俳優と感じました。それやこれやでやや甘く6点となりました。
亜酒藍さん [映画館(邦画)] 6点(2010-10-24 16:24:01)(良:2票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2018-06-30アメリカン・アサシン8レビュー5.80点
2016-05-09冷たい熱帯魚6レビュー6.62点
2016-02-22X-ミッション7レビュー4.80点
2015-12-19スター・ウォーズ/フォースの覚醒8レビュー6.85点
2015-07-14ターミネーター:新起動/ジェニシス4レビュー5.30点
2014-06-25風立ちぬ(2013)2レビュー6.53点
2014-06-20300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~8レビュー5.34点
2013-12-14ゼロ・グラビティ10レビュー7.63点
2013-08-27オズ/はじまりの戦い3レビュー5.85点
2013-08-10ワールド・ウォー Z6レビュー5.89点
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