街の灯(1931) の ☆Tiffany☆ さんのクチコミ・感想

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街の灯(1931) の ☆Tiffany☆ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 街の灯(1931)
製作国
上映時間87分
ジャンルドラマ,コメディ,サイレント,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 中3の頃にTVで見ました。あの女性が黙ったままの彼の手を触って恩人だと気付くシーンに当時は感動したし、涙しました。あの頃はふたりが再会したあのラストを、普通にハッピーエンドだと思っていたけど違うのでしょうか?うーん、その先のことは考えたくないですね。でも、あのふたりが再会したのが悪かったとは思いません。再会できてよかったなって今でも思っています。まだまだ沢山の洋画に触れることのなかった10代の頃に見たので、これがもし成人して映画見まくりの今、初見だとしたら感動も違っていたと思います。今でもこの映画の中の、さまざまな場面のBGMが印象に残っています。モノクロだろうがサイレントだろうが、今のアメリカ映画でこういう作品を越えるものってそうないと思います。そしてこの作品に出会えてよかったと今でも思っています。…で、追記です。(09年11月)久しぶりにラストの数分間だけ見てみました。オチも分かっているのにこのわずかな場面でも涙がにじみ出てしまう。やがて秋になり場面が移り変わる瞬間であのBGM。素敵ですね。先の記述で私が当時「ハッピーエンド」と解釈し、少なくとも彼の正体に幻滅したわけではない、と思ったのは、"待ち望んでいた彼が浮浪者だからといってそんなことで幻滅するようなヒロインではない"みたいなそんなイメージを持っていたからだと思います。で、彼女の様子をよく見ると、金持ちそうな紳士の来客で「あの人が戻ってきたのかと…」と漏らす場面(きっと彼もこんなお金持ちでステキな人なんだろうな…みたいな)そして少年たちにおちょくられたチャップリンを見てケタケタ笑う女の姿が! フギャー!!!そこまで笑うのかよ、何なのこの女。これは分かりやすい。どう見てもその直後に現れた彼のあの姿にあの表情・・・確かに彼女の戸惑いといった微妙な終わり方とも見て取れます。だがしかし、しかしだが…彼女は最初少しだけ触れた彼の手を、全てを悟った後でさえも胸元にまでもってきてギュッと握り締めているのです…。ということであの場面では浮浪者の彼に戸惑い・がっかりというより「あれだけ私を援助してくださったのに、いまはこんなになってしまって…」という思いがまず真っ先にきてしまったのではないかな、と解釈してみました。彼のこんな現状があって、あなたの今があるのだから、このヒロインも少しは察して欲しいよね。
☆Tiffany☆さん [地上波(字幕)] 8点(2007-08-17 11:13:11)
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投稿日付邦題コメント平均点
2019-03-29夜は短し歩けよ乙女4レビュー5.70点
2018-05-19かぐや姫の物語7レビュー7.17点
2012-01-04きょうのできごと a day on the planet2レビュー6.07点
2011-06-23東南角部屋二階の女2レビュー5.28点
2011-04-06激突!<TVM>6レビュー7.62点
2011-04-06砂漠の流れ者4レビュー7.56点
2011-03-22真夜中のカーボーイ7レビュー7.36点
2011-03-06海を飛ぶ夢6レビュー7.07点
2011-02-14百万円と苦虫女5レビュー6.33点
2011-02-12沈まぬ太陽4レビュー6.00点
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