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《ネタバレ》 何度も過去にさかのぼるシーンが嫌になるかもしれないが、戻るたびに8人の視点が見事にリンクしていく。その過程を楽しめれば、後半から過去へさかのぼる事が心地よくなる。監督も、何度もさかのぼる事は苦になることくらいわかっていたと思う。そこをあえて、さかのぼったのには、この巧みな構成に自信があったからではないだろうか。次に気になると言ったら、バーンズのタフさじゃないだろうか。けどこのストーリーにそこまでの細かさは必要が無い。そしてこの映画で無くてはならないセリフが「この戦いは終わらない」の一言だろう。これはテロによる報復から始まる話であり、単にシークレットサービスが大統領を救うまでの話ではない。この事件に近かれ遠かれ関係する8名の視点。これは一つの物事でもそれぞれ違った人たちの運命があると言うことである。そして皮肉にもラストでこの運命が交差し、事件は終わりを告げる。。そこに鳥肌がたった。常に緊張感の伝わる画で伝えたかったのは「いつまでこの無駄な血を流し続けるんだ?」というメッセージなのかもしれない。
【honeydew】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-09 01:22:38)
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