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《ネタバレ》 妻投稿■戦争映画を見るときの私って、結構戦闘シーンをワクワクしながら見ていて、後でレビューに書くときは「戦争は悲惨」「一人一人に命があるんだよ」というふざけたメッセージを書く悪い癖があるんだけど、この映画でそういう私に気がついてしまった。■この映画でビックラこいたのはラストシーン。てっきり戦争賛美、アメリカ万歳で終わるのかと思いきや、唐突に迷った兵隊と負傷兵が意味もなくだべりだして終わる。このシーンを見たとき、私は「『戦争の悲惨さ』なんていちいち大げさに表現してもらわないと伝わらないのか」と言われた気がした。そう、私たちって、そういうシーンがないから「これは戦争を賛美する映画だ」と言い切ってしまう。考えてみれば銃弾に当たった痛みや死の恐怖なんて、その場にいた当事者にしかわからないんだよね。映画はそういうものを(傲慢に)描こうとしないで、ただ戦場における兵士同士の命のやり取りをひたすら描いたんだと思う。フランス軍の港のシーンで、空から部隊が動くシーンと、兵士一人一人が死に物狂いで命をやり取りするシーンが同時に描かれた場面があって、私はそのシーンを何度も見直した。このシーンが映画が書きたい事のスタンスを現わしていると思う。
【はち-ご=】さん [レーザーディスク(字幕)] 8点(2010-09-19 22:19:06)
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