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《ネタバレ》 ズバリ言おう。これは当時始まったベトナム戦争を強烈に皮肉った風刺映画である。冒頭の夜の帝王のやる気のなさそうな恐怖の演説は、戦争の必要性を説くジョンソンの姿であり、夜から昼に変わるカットは、政治家の煽動にひょいひょい乗る大衆を、夜の墓場でホラーを考えるという端から見れば馬鹿らしい行動を彼女の静止を振り切ってまでやったばっかりに、拷問に近い裸踊りを延々と見せられる主人公(と観客)は、当事者故にその理由の不合理さに気づかないまま戦争の泥沼に足を突っ込むアメリカ国民そのものを予見しているのだ。そう考えると夜の帝王の台詞「男の踊りなど誰も望まん」という台詞は、「人間なんていうのはチンチンばかり考えている変態なんだ!それが正義や大義や愛国心なんか言うから、悲惨な虐殺が起こるんだよ」というエド・ウッドの痛烈なメッセージに聞こえてくる。ピッピーなどのカウンターカルチャーが声を上げる前からこうしたメッセージを配信したこの映画は貴重だ。「これをつまらないと笑う者たちよ。あなた方のやっている事は本当に僕の映画よりマシなのかな?」強烈すぎるメッセージ(冷や汗)。この映画は今のイラク戦争における「テロとの戦い」や社会不適応者へのバッシングを正義の仮面を被って遂行する連中に捧げる、エド・ウッドからの痛烈なメッセージなのである……のかな?・・・点数はまよったが減るもんじゃねえし持って行きやがれ! ただしこのレビューを見た方は、このレビュワー「はち-ご」の頭がおかしいという事を忘れないように。以下妻■ 旦那の感想「A〇Bをモチーフにした女性出演でリメイクしてくれないかなー」。いろんな意味で「こいつの頭やばい」と思った。
【はち-ご=】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-02-19 22:48:48)(良:2票) (笑:5票)
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