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《ネタバレ》 妻投稿■うちの旦那は北朝鮮とゴジラが大好き(いつもマンセーマンセーと遊んでいる)。そんな旦那が興奮しながら見つけてきたこの作品を、図書館で視聴(こういうのが日本の茨城県某町の図書館にある事が凄い)。■で、内容なんだけどゴジラ良作作品の真骨頂である「人間対怪獣の戦い」が凄く面白い。多分この分野でワクワクしたのはモスラ対ゴジラくらいだと思う。しかも中世朝鮮の軍隊であの手この手の方法でプルガザリを圧倒するファン将軍。結構出来る防衛軍隊長だ・・。ゴジラvsデストロイア状態で海に飛び込んで兵士が蒸し焼きになったり、にっくき皇帝を踏みつぶしたりと、火は吹かないけど怪獣の方も負けてはおらず、まさに死闘だけれども、最後に怪獣を倒したのが怪獣の生みの親である女の子の生贄というのが、凄く良くできている。■突っ込みどころもあるけれど、本当に素直に名怪獣映画を見せてもらったと思う。そもそも怪獣が現実世界に現れないのは、その大きさゆえに地球環境や人間と共存しえない為。何かの間違いで生まれてしまった怪獣は圧倒的な破壊の象徴であると同時に悲劇の存在なんじゃないかと思う。その「人間とは相いれない地球生物は絶滅しなくてはいけない」という理不尽さという形で怪獣の本質的な存在性をしっかり表現する怪獣映画、多分平成時代(この映画が作られた1985年は平成ゴジラ第一作の年)には作られていない■これ政治色あるのかないのか議論があるけど、これ実は監督が密かに金親子独裁体制を非難するために作ったんじゃないかと思う。監督は韓国の人らしいし。金正日はそれに気づいていたかはわからないけど、彼はゴジラ映画を自分で作るのに熱中していたんだと思う。まあ、それだけ幼稚な為政者ってことかな(それを利用するうちらも含めて)。
【はち-ご=】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-02-22 23:30:01)
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