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《ネタバレ》 インソムニアは英語で不眠症の意味。ドーマーはフランス語で眠るの意味。そんなシャレを考えている暇があったら内容をちゃんと考えて欲しいものです。
◆メインの事件は、女子高生が殴り殺された殺人事件。連続殺人や猟奇殺人でもないのに、何故ロスの名刑事が応援にアラスカまで出張するのか疑問です。この事件が面白くないので盛り上がりません。事件が単純すぎます。髪を洗い、爪を切るなどして証拠を消してからゴミ捨て場に放棄。被害者バッグは殺害現場に放置。動機は笑われたから殴った。証拠から犯人に至るのではなく、おびきよせる。推理要素が薄く、名刑事の出る幕はなさそうです。 ◆もう一つの事件は名刑事の証拠捏造に関係。殺人事件が発生し、名刑事は犯人が一目で判ったが証拠がない。そこで死体から血液を盗みだし、犯人の服につけた。でもね、死後5日以上も経っている死体から血液は採取できません。完全に凝固してますから。それはともかく、名刑事は内務捜査班の嫌疑を受ける。相棒刑事は名刑事の捏造を知っていて内務捜査に協力する予定。名刑事もそれを把握。でもね、秘密裡の捜査ですから、名刑事がそれを知る筈ないんですが。又そんな二人をどうして組ますのですか?ロス警察はアホですか。それもさておき霧の中名、刑事は相棒刑事を誤射してしまう。そして真相発覚を恐れ、またしても証拠捏造をする。 ◆そこへメイン事件の犯人から電話。目撃した証拠捏造を黙っていてやる代わりに、被害者の彼氏を犯人に仕立てよ、という取引です。眠れなくなる名刑事。取引の内容のテープは録音されているし、犯人は勝手に凶器の拳銃を彼氏の家に置くしで、結局冤罪逮捕される。しかし天網恢恢疎にして漏らさず。女刑事が名刑事の捏造の証拠の薬莢を発見。のこのこ犯人の家に出かけて監禁される。名刑事は全てを白日に曝す決意をして犯人の家へ。あとはご都合主義の展開。女刑事は造作なく脱出に成功。名刑事と犯人は相撃ち。女刑事が薬莢を捨てようとするのを名刑事は止めて「道を見失うな」◆道を失っているのは脚本だと思います。犯人が女刑事を監禁する必要がないでしょう。犯人のキャラの掘り下げ不足。性悪な極悪連続犯人で、将来も罪を重ねるような性格づけにしないとバランスが悪い。そして知能犯にすべき。悪人が狡知であればあるほど名刑事が光るというものです。あー、言いたいことが言えたので今日はぐっすり眠れそうです。 【よしのぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2011-09-19 17:05:29)
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