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《ネタバレ》 余命数ヶ月という事実を告げずに片想いの相手と時間を共有するとどういうことになるのか、をシミュレートしているような映画でした。もちろん、好きだから会いたいと思ったのだろうが、直後に迫った「死」にコンセンサスがないことが重みを増して行く。当然、会話もいびつになる。自身の話題の幅は極端に狭く、相手の話は共有できない未来として、一方的に主人公の心を削って行く。残された時間が限られた身にとっては、ぐだぐだと不倫している奴にはイラっとするでしょう。結果として、なにひとつ噛み合わない面会だったと思う。あれでは「思い残すことなく…」なんて言葉は浮かんで来ない。タイトルから連想する内容とは全く似つかない。これが現実よ、ってことだとしても、何も結論を出さずに投げ出した印象で、映画として無責任すぎます。堀北真希を可愛く撮ろうとしていないところは評価します。
【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2009-07-11 03:24:46)
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