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《ネタバレ》 よかったなぁ。兄貴がいい。姉貴もいい。友達もいい。その両親も、民生委員のおばさんも、いい。まぁ、親父も許してやるか。当たり前と思ってる寝床のありがたさや、炊き立てご飯のおいしさが実感できる映画だった。でもテーマはそんなところじゃない。自立、あるいは自立心とは何かを問いかける。末っ子って、他者に対して責任を負うことが少ないから、自分の甘えが自覚できない。放っておくと、自立と自分勝手を混同したりもする。この主人公もそのパターンだ。あの状態で、他者の迷惑や感情を意識しろと中学生に要求するのは少し酷だと思うけど、この映画はシビアにそこまで踏み込んでいる。その点、ちょっとだけ年上の兄貴が立派だった。こいつ、本当に大学生かと思うくらいしっかりしてる。決して押し付けがましい印象を与えず、最低限の言葉で弟を導いていました。自分は次男なんだけど、昔は主人公と同じように甘えてたね。それを今さらながらに実感させられた気分でした。ちなみに、小池徹平は中学生には見えません。
【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-28 00:52:27)(良:1票)
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