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タイトルの猟人日記とはナンパの記録。ある男が狙った女性を落とした手順からベッドでの様子までを趣味として詳細に記している。基本的なナンパの手口がハーフに化けて女の興味を引くというもので、片言の日本語がウソ臭くって笑える。まぁ、かなり変な奴です。その日記に記された女性が相次いで殺される事件が起こり、男が逮捕され、弁護士が事件の究明に奔走するというストーリー。直木賞候補となった原作は未読だけど、出版当時その内容が話題となりベストセラーだったらしい。犯人のモノローグで顛末が一気に語られるくだりは金田一耕介シリーズみたいだけど、動機を遡って行くと思いもよらぬものに行き当たってびっくりする。50年ほど昔のミステリーとしては、よく組み立てられていると思います。中平康らしいテンポの良い演出も好感触です。
【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-06-06 03:56:38)
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