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レビュー情報
《ネタバレ》 マドンナより10年も前にランジェリースタイルで歌ったガールズバンド。色がハッキリしているという意味で、音楽性は悪くなかったと思いますが、いつの間にかいなくなったバンドでした。あの頃、口から火を噴きギターを叩き壊したりする人たちを始めとして、色モノ的なロックバンドが立て続けに来日公演していた印象があります。ランナウェイズは本国より日本での人気の方が高かったみたいですね。本作で、ランナウェイズのランジェリースタイルは日本で開発されたことを知りました。代表的なナンバー「チェリー・ボム」の創作秘話が楽しかったです。ヴォーカルのシェリー・カーリーがクスリに溺れるくだりは、劇的な環境の変化に対して自身のスタンスが固まっていなかったことが原因のように映りました。平たく言うと、10代の少女らしい自制の無さ。しっかりしたオトナの管理者が付いていれば良かったのだけど、あのプロデューサーでは無理ですね。バンド解散後のシェリーとジョーン・ジェットの会話が切なく優しく良かったです。短くとも熱い時間を共有した関係が滲んでいました。その二人に若手有望株を充てたキャスティングが見どころでもあります。ちょっとクリスティン・スチュワートの猫背が気になりました。
【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-04 02:07:30)
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