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《ネタバレ》 昨年末に劇場へ行きましたが、公開から2ヶ月が経っているのにお客さんがたくさんいて驚きました。豪華な(と言っても良いと思う)出演陣の個性的な演技を楽しませてもらいました。この監督の作品は、実は苦手なタイプです。前作「ザ・マジックアワー」のような映画の内幕ウケを狙った作風にアレルギーを覚えるから。でも、本作は少しキャプラのタイトルが出た程度で済んだことが私には幸いでした。特筆したいのは深津絵里さん。不安定でイケてない主人公を、安定感を持って演じている。そして、とってもキュートです。幽霊を証人と認める法廷シーンの強引さなどは、ファンタジーと割り切れれば微笑ましい。時折り挟まれる舞台演劇的な芝居や台詞が良い具合にアクセントになっていて、客席からもそんなシーンで笑いが起こる。その笑いに押されるように気分がノリました。映画に集中するために、劇場へは閑散とした時間帯を狙って行きますが、お客さんが多い劇場も良いものです。難を言うなら、エンディングが冗長すぎること。まるごとカットした方がキレが良かったくらいです。父娘のツーショットは全く余計でしたね。
【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-01-02 04:45:59)(良:2票)
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