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《ネタバレ》 CS某局がブロンソンのオリジナル版と一緒に放送してくれたので見比べることが出来ました。オリジナルの後に鑑賞。こちらの方が良かったです。「メカニック」が熟練した機械工のように(無機質に)仕事をする殺し屋という意味なら、それらしく始まったのに相棒に毒を盛られて昇天するオリジナルより、人間的な弱みを見せながらもプロフェッショナルだったことを証明する本作の方がタイトルらしい内容です。オーソドックスな脚本の練り直しですが、普通に良い方向へ作用していると思いました。ジェイソン・ステイサムの相棒となるベン・フォスターが芯のある描かれ方をしていて、その演技も含めて良い具合に緊張感が保たれていました。アクション俳優くらべという意味では、極端に表情が読みにくいブロンソンが放つ独特の存在感はやはり真似が出来るものでは無いが、方向性を変えてスマートさで対抗しているのがステイサムでしょう。カッコよく見えるハゲ・ヒゲ・ムナゲは、引退してしまったショーン・コネリー以来だろうか。ジェイソン・ステイサムもショーン・コネリーのように、いずれはアクションだけの役柄を飛び越えて欲しいです。
【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-06 15:54:57)
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