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《ネタバレ》 あれれ、死んじゃったね。ダニエル・ボンドの最終作とのことですが、007シリーズにも終止符を打つのかと思いました。
そういえば、いつもと違うことが沢山ありました。盟友フェリックスが死んじゃうし、「娘」が登場するし、007のコードネームを他の諜報員が使っているし…。 そんなことで、本作で最も緊張感を覚えたのはエンドロールの後でした。例の「BOND WILL RETURN」が現われるのかどうか。「BOND NEVER RETURN」とか出ても変じゃ無いし…。 でも、やはり「RETURN」するみたいです。 だとすると、本作とどのように繋げるのだろう? 本作の感想以前に、そこに意識が行ってしまいました。 ジェームズ・ボンドと云う名前も007と同様にコードネームにして、赤の他人のボンドが登場する? 本作のストーリーを無視し、何も無かったかのように新しいキャストでシリーズを続ける? 瀕死状態からサイボーグとして復活するとか?(でも、あの描写で実は生きてました、ってやられたら幻滅するなぁ) さて、どうなることやら。 ここからが内容への感想です。 弱腰が目立ちました。畳の上に正座し土下座までするボンド。これまでに無いボンド描写でしたが、私が見たかった007ってこれか?と思いました。娘がいるってことは、スパイにとってはそれ自体が弱点となります。 ダニエル・ボンドは新しいボンド像を創って来たと思います。初作「カジノロワイヤル」はハードボイルドと言って良い内容に興奮しました。でも「スカイフォール」あたりから様子が違ってきた。「ボンド=痛みを感じるスパイ」、それがテーマになっていたように思います。 繰り返しになりますが、私が見たかった007とは違うと云うことで、評価は高くありません。007は死んじゃダメですよ。 【アンドレ・タカシ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-02-28 23:04:19)
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