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《ネタバレ》 その昔に観たときよりは鑑賞意義が増したような気はしました。被爆体験を持つ祖母と戦争を知らない孫世代の交流だけでも、ところどころに見るものはあります。むず痒くなるような表現や必要を感じないエピソードも同じくらいありますが。ハワイからリチャード・ギアがやって来て分かり合ったような表現があった後に、再び「ピカ」の脅威に引きずり戻すのはどうなのでしょう。それは戦争世代の拘りなのか? そもそも、チリャード・ギアに日系の血が入っているように見えないので、「(おじさんが原爆で亡くなったことを知らなくて)すみませんでした」と言っているはずなのに、どうしても「(我々アメリカが原爆を投下して)すみませんでした」と言っているように聞こえる。その曖昧な演出も意図してやったことなのだとしたら、私はこの作品を認めたくない。全体としては散漫な印象が否めず、正直、巨匠も限界に近かったのだと思うのでした。
【アンドレ・タカシ】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-12-30 02:11:36)
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