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《ネタバレ》 ある女優が演じた映画的視覚記号の永続性を映画愛に絡めているようです。それは分かります。私にも永遠のヒロインはいます。「千年」は女優が演じた舞台の時代の変遷。普通の人生はいいところ100年ですけど、大昔から未来まで、様々な役柄を演じることでそれぞれの時代の空気と人生を疑似体験できる職業の素晴らしさにも触れています。経済社会の流れに乗らずに「役者」を続けている方はそんな魅力から離れられないのだと思います。
で、本作の評価ですがさほど面白くなかったです。女優が演じた時代によって目先の見え方は変わりますけど、やっていることはどの時代でもさほど変わらず。それに単調を覚えて少し眠くなりました。映画のテーマがメッセージとして強く響いて来なかった。映画人が映画愛を語る映画としては、私はイケてない方に分類しました。 「追いかけている自分が好き」は印象に残る台詞でした。ストーカーの話じゃないことは容易に想像がつきます。女優業に限らずですが、生涯を通して追いかけるものがある人生って憧れます。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-05-14 00:35:48)
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