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《ネタバレ》 物陰に連れ込まれて銃声が響いた時、まさかこの男に限って殺されるなんてことがあるとは思えなかった。それほど奇跡的なお話だった訳です。でも、ステキなお話だったと思います。
収容所の現実を踏まえると、フィクション色が強いストーリーです。以前に「縞模様のパジャマの少年」で、収容所で起こったことの脚色に否定的なレビューを書いたこともあります。でも、コチラはすんなりと観られました。本作のテーマが収容所の悲劇の描出では無いからです。収容所は、あくまで主人公の姿勢を描くための背景だったと思います。 映画的なご都合と偶然が連なり続けますが、そこに対してさほど嫌な気分にならない。むしろ、これくらいポジティブであれば、ホントに運が廻って来そうな気さえする。そう思わせるところが本作のパワーだと思います。性格的に、私には決して真似が出来ない態度だけど、ちょっと多めに喋ってみる気になります。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-30 03:40:41)(良:1票)
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