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《ネタバレ》 結構自分勝手で多少悪いこともしている初老の保安官補を演じるジョン・ウェインが、少女の敵討ちを手伝う映画です。敵役もギンギンに悪い奴には見えず、返り討ちに遭うような恐れも感じず、たくさんの人が死ぬ割にはほのぼのと安心して観ていられる西部劇でした。ジョン・ウェインは無理なく個性的で、それでいてジョン・ウェインらしい役柄を完璧にこなしてます。というより、ジョン・ウェインをイメージしながら脚本を書いたのでしょう。これが彼の代表作とは思いませんが、アカデミーを獲ったのは彼にしか演じられない個性を功労的に評価したのではないかと思います。唐突ですが、アメリカ映画と西部劇とジョン・ウェインの関係って、日本映画と時代劇と三船敏郎の関係に似ている気がします。ちなみに、4人を相手に銃撃戦を挑むところはさすがに無謀に見えましたが、あれが「TRUE GRIT」ですか? ただ恐怖に対する神経が麻痺している人って感じなんですけどね。
【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-12-15 16:01:59)
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