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《ネタバレ》 2022年ヴェネツィア国際映画祭クラシック部門で上映されることが決まったらしいです。そのニュースを見て、契約しているネットTVで検索したらリストアップされていたのでさっそく鑑賞。便利な世の中になったものですな。
私は♂ですが、こんなに勃起しないポルノ映画は初めてでした。 大阪・天王寺界隈でフリーの売春婦(「ぱんぱん」ってやつです)を営む女性とその周囲が描かれる。母親もぱんぱんで娘と客と奪い合う。弟は知的障害者。毎日どこで寝ているのかも分からないような生活ぶり。フツーに暮らしている者の目には悲惨な生活に映ります。でも、本人はそう思っていないし、映画もそんな方向で演出していない。「健気に」とも違うし「逞しく」とも違う。主人公は打たれ強いタイプだけど、それがテーマとも思えない。この時代、この街に、こんな生活をしている者たちがいた。敢えて云うなら強烈に時代を映した映画だと思いました。そう思案して、国際映画祭での上映が頷けました。 個人的には「丑三つの村」が田中登監督の代表作と思っていましたが、コチラの方が相応しく思えました。 【アンドレ・タカシ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-02-22 01:19:57)
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