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《ネタバレ》 主人公がイーサン・ホークですから、まあだいたいの展開は読めたような気がします。この人が主役の映画で、ヒーローらしく雄々しく邪悪と闘うなんてキャラな訳はないですからね。過去のヒット作へのプライドは高いけれど、最近は著書が売れなくて破産寸前のノンフィクション作家なんてイーサン君にはピッタリの役です。マスコミには正義を求めて作家活動してるんだと大言壮語しているけど、頭の中はカネのことしかないという平凡さがリアルです。でも家族に内緒で未解決殺人事件のあった家に引っ越すなんて、ちょっと無茶すぎでしょ。想像してみてください、あなたが作家だったとしても世田谷一家惨殺事件のあったあの家に住むことができますかね? 実はこの映画の怖がらせ方の基本はこの事件のあった家に集中しているんだと思います。そのおどろおどろしい雰囲気も中盤に子供の霊が映るようになってからは一気にスケールダウンしてしまった感じがします。だいたいあの世の邪悪なものが、あんなに律儀に自分の犯行を8ミリ映像に残しますかね?それも60年代からきっちり10年ごとに。それに90年代以降では8ミリのフィルムなんてもう入手困難だったはず、まあそれは魔界の人がすることですから突っ込みを入れてもしょうがないですけどね(笑)。 サイコキラーものと思わせておいて実はホラーというひねり球でしたが、ホラーらしい雰囲気は出ていました。
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-21 23:56:24)(良:1票)
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