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《ネタバレ》 いまもっともコメディ演技が光る英国俳優といえばコリン・ファースです、彼の計算されたポーカー・フェイスはヘタなコメディより絶対可笑しいと思います。監督があの人でR15のレーティングですからけっこう血なまぐさい画を見せられるかと思ったら、こりゃ『キック・アス』に較べれば可愛いもんじゃないでしょうか。冒頭の山荘での乱闘シークエンスがもっともスプラッター色が強いんですけど、あの人間縦割りは『斬る』や『子連れ狼』のパロディですし本家の方がはるかにグロいですよ。でも『威風堂々』の調べに乗せて繰り広げられる人頭花火大会にはやられました、思わず声を出して笑ってしまいました。“なるほどこういう手の人体破壊があったのか”と感心しましたが、これこそこの映画でマシュー・ボーンがやりたかったことかもしれません。実はわたくし、ラストでコリン・ファースがまた登場してくるものだとばかり思ってました。でもたぶん撮られるであろう続編にはちゃっかり復活したりしてね、でもそれじゃぁまるっきり『アウトレイジ・ビヨンド』ですね(笑)。 でもいちばんびっくりさせられたのは、あのスウェーデンいじりです。なんせ王女様がお尻見せてあんなことまでしちゃうんですからねえ。たしかに私らの世代には頭脳の片隅に「スウェーデンはフリーSEX(死語です)のエロい国」という潜在意識が刷り込まれていますが、マシュー・ボーンの頭の中も同じなのかな?
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-23 22:51:59)
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