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《ネタバレ》 さすが“製作総指揮ジョン・カーペンター”だけあって、広げた風呂敷のたたみ方がなんとも豪快というか強引ですね(笑)。タイムスリップものは個人的には大好きなんですけど、しょせんこのジャンルはバカ話であることも承知しております。でもバカ話であるにしてもプロットや伏線には知恵をしっかり使ってくれなきゃ映画としては困るんで、タイムスリップ映画にはこれが判っていないバカ映画が多すぎるんですよね。 ほぼ同じ実験を40年もたってから繰り返す科学者もどうかしてるけど、この博士がバカに見えてしょうがなくなる大きな理由があるんです。時空間に穴を開けてしまって「世界の滅亡だ!」とあわててますが、エルドリッジ号が40年前には再出現したということはマイケル・パレが電源を切れたからで、つまり始めから時空の大穴がふさがることは判っていたという結論になります。パラレル・ワールド理論ならこの大騒ぎは理解できるのですが、この脚本には端からそこが念頭にないのですからしょうがないですよね。 あとひとこと言わせて頂ければ、ラストの現代に戻ってくるマイケル・パレには浦島太郎みたいに一気に老けてくれたら面白かったんですけど…
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-19 22:32:53)
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