戦争の犬たち(1980・アメリカ) の S&S さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > セ行
 > 戦争の犬たち(1980・アメリカ)
 > S&Sさんのレビュー
戦争の犬たち(1980・アメリカ) の S&S さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 未読だが、原作は緻密な背景描写とフォーサイス自身が係わった闇社会の武器取引をリアルに落とし込んだいかにも彼らしい作品らしいが、本作はそのドンパチ要素以外をかなり端折っているので、成功した映像化とは言い難いらしい。どこまでが明かされているのかは真偽不明だけど、本作の様な独裁者打倒のクーデターをアフリカで実行しようとしたなんて、こんなぶっ飛んだ作家はもう現れないことでしょう。 監督がジョン・アーヴィン、これが劇場映画デビューでこの人は後に『ハンバーガー・ヒル』や『プライベート・ソルジャー』などの戦争映画の良作で名を残す人です。やっぱ本作ではクリストファー・ウォーケンの存在感が光っていて、彼を引っ張ってきたのは脚本のリライトに係わったマイケル・チミノだったそうで、やっぱこの頃はウォーケン&チミノは名コンビというか腐れ縁だった感じですね。彼がこの映画で使用するまるでおもちゃみたいなグレネード・ランチャーXM-18は実在の銃なんだそうでですが、確かチャック・ノリスもなんかの映画で使っていた記憶があり、出てくるとB級映画っぽくなるのは困ったもんです。端折り過ぎてクリストファー・ウォーケンのクーデター計画が判りにくいしロマンスめいたエピソード余計だったとしか言いようがないけど、サクサクとストレスなしに観れるのは良いんじゃないかな。フレデリック・フォーサイスの作品は、どれも映画化するには尺が最低三時間は必要ですね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-08-30 23:33:41)
S&S さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-09-18スカイエース6レビュー6.00点
2024-09-15ウォーク・ザ・ライン/君につづく道6レビュー6.00点
2024-09-12オール・ザット・ジャズ8レビュー6.90点
2024-09-09首(2023)6レビュー5.48点
2024-09-06リトル・ミス・サンシャイン8レビュー7.33点
2024-09-03十三人の刺客(2010)7レビュー6.18点
2024-08-30戦争の犬たち(1980・アメリカ)6レビュー5.73点
2024-08-27親不孝通り6レビュー6.00点
2024-08-24プー あくまのくまさん2レビュー2.50点
2024-08-21炎のランナー9レビュー6.58点
戦争の犬たち(1980・アメリカ)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS