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《ネタバレ》 おお、前作の2万ポンドの予算が30万ポンドと15倍にパワーアップ!それでも大した金額じゃないけど、その増額分のバジェットをスプラッターとその特殊メイクにつぎ込みましたってのは、まあ正しい戦略と言えるでしょう。気合い入れてかなりグロはエスカレートしたみたいだけど、如何せんスプラッター・シーンが夜間やホラー映画お約束の照明が点いていない室内ばかりなので、判りづらいところは大難点です。ほんとこういうのって、観ててストレスが溜まります。おまけに手持ちカメラでカット割りが多すぎるし、おかげでプーやお仲間怪物キャラの細部が良く見えない。これは相変わらずチープなメイクをじっくり見せないための、監督の意図もあるかもしれません。でもCGに頼らず着ぐるみとアナログ・スプラッターで押し通す根性だけは認めてあげようかな。一応脚本も前作よりは多少進歩していてプーと仲間たちの誕生秘話が明かされるけど、いやいや、これは『ドクター・モローの島』からの丸パクりじゃないですか。ラストの閉め方も前作のような身も蓋もない感じじゃなくてありがちなハッピーエンドとなっていますが、エンドタイトルで明かされる「また次作も撮っちゃうぞ!」宣言と今度は「ピノキオとピーターパンやバンビまでも出てくるぞ!」という気合いの入った予告には、「まだやるのか…」と正直頭がクラクラしてきました。そろそろディズニーから怒りの巡航ミサイルが飛んでくるんじゃないかな。 「死者数だけなら今年圧勝!」というキャッチ・コピーも眼にしましたが、これには思わず笑ってしまいました。
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2025-04-06 22:47:26)
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