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《ネタバレ》 この映画、一見するとオムニバスみたいに感じるけど実は違う。まさにそれぞれの女性の“ある視点”をつなぎ合わせたみたいなもので、それが微妙に重なり合っている部分があるというのがミソ。だからと言って話に繋がりがあるわけではないので、そこはどれだけ存在感のある女優たちを集められるかというのがカギでもある。その点では、G・クローズ、H・ハンターといった演技派を前半で投入できたのは成功でしょう。 男のくせにここまで女性目線の脚本を書くなんて大した奴だ、と思ったらこの監督、ガルシア=マルケスの息子なんですね。どうりでC・ディアスが読んでいた点字小説が『百年の孤独』だったわけですね(笑)。でもストーリー・テリングの技は偉大な親父さんにはまだまだ及ばない、もっと修行しないとね。それこそ、映像化は不可能といわれる『百年の孤独』を映画化出来るぐらいになって欲しいところです。
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-04 19:38:10)
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